建築について

その昔、早稲田観音寺のあたりには小川が流れていました。

早稲田大学名誉教授石山修武氏の設計により1996年に建て替えられた現在の観音寺は、「水」をテーマにデザインされています。

屋根に降り注いだ雨水は、巨大なシルバーの雨樋に流れこみ、モノリスのような壁を貫き、花壷に注がれます。

『天から降った雨水は循環して植物に還る』というコンセプトです。

屋根の湾曲は水の流れを象徴しています。

角ばった壁は、小川の流れによって削られている様子を表しています。