御府内八十八ヶ所霊場巡り
弘法大師空海ゆかりの四国八十八ヶ所のお寺を巡礼することを四国遍路といいますが、交通の手段が限られていた時代、四国は誰もが行ける場所ではありませんでした。
そのため、四国八十八ヶ所霊場の写しとして、江戸時代の宝暦年間(1751年〜1764年)に始められたのが『御府内八十八ヶ所霊場巡り』です。
四国八十八ヶ所霊場のお砂を、関東の弘法大師空海に縁のある八十八ヶ所のお寺に勧請したといわれています。
早稲田観音寺は、太山寺の写しとして御府内八十八ヶ所霊場の第五十二番札所に定められ、江戸時代よりお遍路さんにお越しいただいております。
お賽銭箱の手前にある丸い石板は、四国八十八ヶ所霊場のお砂を勧請したといわれている『お砂踏み霊場』です。
こちらを踏みながら参拝することで、四国遍路と同等のご利益があるとされています。